ホルモン療法|立川駅|乳腺外科・婦人科|たけだ乳腺・婦人科クリニック

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ホルモン療法

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月経トラブルに対する
ホルモン療法

1.低用量エストロゲン・
プロゲスチン配合(LEP)

卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲスチン)の合剤で、排卵を抑制して子宮内膜を薄くし、月経血量を減らします。月経痛、過多月経、子宮内膜症の治療で用いられます。お薬を連続内服することで月経回数を減らすことも可能です。

初めて飲み始めるタイミングは月経中(初日から5日以内)で、毎日飲み忘れないように飲み続けます。休薬中に月経のような出血が起こります。

2.黄体ホルモン療法

子宮内膜の増殖を抑制し内膜を薄くすることで月経血量が減り、月経痛を改善させます。子宮内膜症の治療のほか、月経困難症(月経痛)、過多月経(月経が多い)の治療として用いられます。
エストロゲン製剤が身体に合わない方(使えない方)、LEP製剤で効果が得られない方にも適応となります。

投与方法

  • 黄体ホルモンを内服する方法
  • 子宮内に黄体ホルモンを放出するデバイスを挿入する方法(ミレーナ)

黄体ホルモンを内服する方法

飲み薬の場合、初めて飲み始めるタイミングは月経中(初日から5日以内)で、毎日飲み忘れないように飲み続けます。1日2回12時間ごとに内服をし、休薬はありません。飲み初めの数か月間は不正出血が多く見られますが、次第に少なくなり、出血が止まる(生理が来なくなる)場合もありますが心配いりません。

デバイスを挿入する方法(ミレーナ)

IUS=intrauterine system(ミレーナ)は黄体ホルモンと呼ばれるホルモンが放出されるT字型のデバイスで一度子宮内に挿入すると5年間入れたままで効果を発揮します。挿入は外来診察で入れることができますが、挿入時に生理痛のような下腹部痛を伴い、人によってはその日は数時間軽い生理痛のような痛みが続くことがありますが、痛み止めを内服して対処できる程度の痛みです。

挿入のタイミングは月経の終わりかけ(生理5~10日以内)ですが挿入前に検査が必要です。挿入後数か月間はだらだらと少量の不正出血が続くことがありますが、特にそれ自体は異常ではありません。

3.Gn-RHアナログ療法

脳下垂体からのホルモン(GnRH)の働きを抑えることで、脳から卵巣への命令刺激が抑制され、卵巣ホルモン濃度が低下して生理が止まります。子宮筋腫、内膜症の治療として用いられます。
投与方法は内服と注射があります。
初めて投与するのは月経中(初日から5日以内)です。

  • 内服の場合
    一日1回、空腹時(食事の30分以上前)に内服します。
  • 注射の場合
    下腹部の皮下に注射をし、1か月ごとに投与します。

エストロゲンを強く抑制する治療のため、更年期症状が出ることがあり、長期投与により骨密度が低下する恐れがあるため、6か月以内の投与期間となります。

更年期のホルモン療法

ホルモン補充療法(HRT)

更年期障害の主な原因がエストロゲンのゆらぎと減少にあるため、少量のエストロゲンを補う治療法(ホルモン補充療法:HRT)が行われます。

HRTは、ほてり・のぼせ・ホットフラッシュ・発汗など血管の拡張と放熱に関係する症状に特に有効ですが、その他の症状にも有効であることがわかっています。エストロゲン単独では子宮内膜増殖症(子宮体がんの前がん病変)のリスクが上昇するため、子宮のある方には黄体ホルモンを併用します(エストロゲン・黄体ホルモン併用療法)。

手術で子宮を摘出した方には、黄体ホルモンを併用する必要はありません(エストロゲン単独療法)。HRTに用いるホルモン剤には飲み薬、貼り薬、塗り薬などいくつかのタイプがあり、またその投与法もさまざまです。
よく話し合いながら、その人に合った最適な治療法を選択していきます。

HRTに関しては、一時乳がんなどのまれな副作用が強調される傾向にありました。しかし最近になって、更年期にHRTを開始した人では心臓・血管の病気や骨粗しょう症など老年期に起こる疾患が予防できるという利点が、再び見直されはじめています。