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医療ブログ

自分の乳房構成を知る|たけだ乳腺・婦人科クリニック|立川で乳がん検診なら|たけだ乳腺・婦人科クリニック|乳腺外科・婦人科

新医療という雑誌に取り上げていただきました。
検診に用いられるマンモグラフィでは、特に病変が認識しづらい「高濃度乳房」「dense breast(デンスブレスト)」がたびたび問題となります。

新聞、メディアで取り上げられるようになり、ご存知の方も多いかと思います。

高濃度乳房ではマンモグラフィにおいて全体的に白く映ってしまうため、シコリ(白く描出される)が隠れてしまうのです。例えれば、雪原の白兎❄️🐇

自身の乳房が高濃度かどうか?は読影者の主観的評価によって判定されます。

「脂肪性」 「乳腺散在」 「不均一高濃度」 「極めて高濃度」 の4つに分類され、そのうち「不均一高濃度」 「極めて高濃度」が高濃度乳房とされます。 

しかし人の目で判断するため、読影者間で差が出る症例も多々あります。

明らかな「脂肪性」、もしくは「極めて高濃度」であれば判定にズレは生じませんが、その中間の層が実は多くいらっしゃるのです。

私自身、日によって(その日の気分で)判定が異なる症例もあるくらいです。

そこで、客観的評価として開発されたソフトウェアがいくつかあるのですが、今回は3つのソフトを用いて、その特徴を比べました、という報告です。

手軽に扱える乳房構成判定ソフトウェアの特徴

結果として、それぞれ良いところあれば、欠点もありで、私の目に近いソフトはどれか?などのコメントをしています。

将来的に、AIが判定する時代となっていくのでしょうね。

しかし今は未だ、すべての施設の受診者の方に平等に行える段階ではありません。

もうしばらく、読影医達は自身の目をトレーニングする必要があるわけですね 🙄