卵巣の働き (40〜50歳代編)|たけだ乳腺・婦人科クリニック|立川で乳がん検診なら|たけだ乳腺・婦人科クリニック|乳腺外科・婦人科

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卵巣の働き (40〜50歳代編)|たけだ乳腺・婦人科クリニック|立川で乳がん検診なら|たけだ乳腺・婦人科クリニック|乳腺外科・婦人科

今回はゆらぎの世代にぜひ聞いていただきたい話題です。

前回、卵巣の働きは女性ホルモンを出すこと、とお伝えしました。

このエストロゲンが急激に減るのが更年期。

卵巣が機能停止し、エストロゲンが出なくなった状態が閉経です。

閉経後、エストロゲンは全く出なくなるのか?

というとそうではなく、副腎や脂肪細胞に少ーし貯まってるエストロゲンがあります。

しかしその量は卵巣から出てる量よりはるかに少なく、僅かです。

(副腎は腎臓の上にチョコンと乗ってる臓器です)

エストロゲンが減ると、いわゆる更年期の症状が出てきますが、自覚のない部分でも影響することがあります。 

まずは骨。

女性は閉経後に骨密度がガクッと減ります。

もちろん、個々の生活習慣や家族歴により個人差はあります。

そして、脂質代謝。

更年期前後で健診にてコレステロールの値がひっかかるようになった、なんて話もよく耳にします。

骨や脂質は自覚がないものの、健康寿命に大きく関わってきます。

もちろん、誰もがいずれはエストロゲンがない状態になりますが、ゆらぐ時期の体調不良や、次のステージに向けての準備として、現在の状況を知っておくのは大切なことです。

40歳代以上の生理異常はホルモンが揺らぎ始めたサインかも!?

一度ホルモンチェックして、現在の状況を確認しておき、来るべき更年期に向け準備しておくのが大切です。