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がんを予防するワクチン〜ヒトパピローマウィルスについて〜|たけだ乳腺・婦人科クリニック|立川で乳がん検診なら|たけだ乳腺・婦人科クリニック|乳腺外科・婦人科

今回は子宮頚がんワクチンのことについてお話しします。

子宮がんは子宮頚がん(以下頚がん)と子宮体がんがあり、一般的に子宮がん検診というと、頚がん検診の方を行います。

 

我が国における頚がんの発症は年間約10,000人、死亡者は年間約2,900人!

特に20〜30歳代で、増加傾向にあります 😯 

20〜30歳代は出産年齢のピークであり、その時期の女性が子宮の摘出を余儀なくされたり、命を脅かされる状況になるのは、防げるものならなんとしてでも防ぎたい!!!!!

頚がんの発症にはウィルスの感染が関与してます。

ヒトパピローマウィルス(HPV)は、生涯に80%以上の方が感染を経験するといわれてる、ごくありふれたウィルスです。

このウィルスの持続感染がガンを引き起こすのですが、感染しても無症状ですし、ほとんどの方は自身の免疫力で身体からウィルスを排除します。

HPVは性行為で感染します。

HPVには200種類以上の型があり、特に頚がんと関連するハイリスクな型は10数種類存在します。

初交前の思春期世代がウィルス感染を防ぐワクチンを打つことで最大限に効果を発揮しますが、思春期世代に打ちそびれてしまったキャッチアップ世代の方々も遅くはありません!

キャッチアップ世代の公費対象は2025年3月で終了となりますが、6か月間で3回打つので、1回目を2024年9月までに済ませる必要があります。

まだお済でない方は、早めに接種していただくことをお勧めします!