生理用品というと、まずはナプキンを思いつきますよね。
その他タンポン、最近では吸水ショーツも話題になってます。
あと、「月経カップ」という、膣内にカップを挿入して経血を受け止める生理用品もご利用されてる方もいらっしゃるかと思います。
先日発刊された日本女性医学学会雑誌に興味深い報告がありました。
「月経カップを用いた現代日本人女性の月経血重量研究」という、香川大学の先生がご報告された論文です。
正常の月経血量は20~140mlとされておりますが、想像がつきにくいですよね・・・
という話は過去の私のブログの中でもお話しました。
(普通の経血量って?〜過多月経について〜|たけだ乳腺・婦人科クリニック|立川で乳がん検診なら|たけだ乳腺・婦人科クリニック|乳腺外科・婦人科 をご参照ください)
実際自身の経血量を正確に測れてる方はいらっしゃらないかと思います。
故に、自分が正常なのかどうかも分からないわけです。
このデータは50年以上前のものを用いられており、ずーっと語り継がれてるのですが、今回の論文では、20歳代~40歳代を対象として、月経カップを用いて経血量を計測し、ご自身との認識の差などを比較していました。
すると、自分では「普通」と評価されてた方の中で実際に正常であったのは72.3%、21.3%もの方が過小評価していたのです。
さらに自分で「過多月経」と評価されてた方の中で実際に過多月経であったのは21.1%と低く、意外と正常であった、との結果でした。
やはり、自分で自分を評価するのって難しいですね。
私の失敗談は以前お話した通りです・・・・(;´Д`)
ちなみに私も月経カップを利用したことありますが、30ml容量のカップが経血であふれて取り替える・・を25回以上繰り返した時、さすがに身の危険を感じました。
皆さんはそうなる前に必ず婦人科を受診してくださいね。